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障害者グループホームにおける恋愛

スタッフブログ

障害のある人は、福祉の施設では「利用者さん」、病院では「患者さん」ですが、
恋愛の場面ではみな男や女、ひとりの人間です。
私たちが恋愛について考える際、あくまで個人個人のプライベートな問題と捉えがちです。

ですが、障害のある人の恋愛については、周囲の人々の考えや支援体制が影響してきます。
何かあってはいけないので、男女は別々のフロアで行き来できないようにしている、
交際の事実が発覚したら別々のグループホームに移している、といったグループホームも多いようです。
グループホーム以外の福祉の現場でも、人間関係のトラブルなどリスクを懸念して恋愛を禁止しているところもあります。
事故などが心配だからリスクのあることはやりたくないというのが本音でしょうか。

恋愛における「自信」「お金」「つながりの数」や、結婚、子育てにおける「家族の理解」「周囲の支援」など、障害があるがゆえにライフステージごとに大きな障壁となるのが現実です。

「うちは恋愛については自由です」というのは簡単ですが、ライフステージごとの障壁について共に真剣に考え取り組む支援体制が整うことが大切だと思います。
家族も施設も相談支援事業所も、市区町村も含めて障害のある人に寄り添った視点を持っていたですね。

ちなみにグループホームぬく森では「恋愛は自由」と考えています。
実例があるわけではありませんが、他事業所との連携を大切に、入居者さんに寄り添った支援を心がけています。

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