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障害者グループホームのニーズとぬく森の姿勢

スタッフブログ

ぬく森にはコロナ禍以前から見学のお問い合わせがたくさん寄せられていました。
緊急事態宣言解除後も、何件かお問い合わせを頂いております。
現在入院中で退院後に利用を希望される方、自立へ向けてチャレンジしたい方など理由は様々です。
皆さんの自立のお手伝いをしていきたいのですが、ぬく森はほぼ定員を満たしておりますので新たな場所を開設しなければなりません。

さて、開設するにあたってどうしても壁に当たることがあります。それは物件探しです。
不動産屋さん自体が障害者グループホームを断るところや、大手の賃貸物件ではほぼお断りのところが多いのが現状です。中には親身になって一緒に探してくださる不動産屋さんもありますが、極めて稀なケースなのかもしれません。

では、なぜ障害者グループホームは断られるのでしょうか。
ニュースで障害者の事件が取りざたされることがあります。そういったことから偏った思い込みが考えられます。
ですが、実際はどうなのでしょうか。
私たちは仕事上精神障害の方や知的障害の方と接しますから、あくまで特性や癖を持った方で一人の人間として見ることができますが、そういった方たちと接したことのない人たちにとっては未知の人と映ります。ですから、ニュースで挙げられることが全てとなってしまうのです。

平成25年に、障害者差別解消法が制定されました。同法は、「全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向け、障害を理由とする差別の解消を推進すること」を目的としいます。
それから6年経った今、残念ながら変化を実感するに至っておりません。

ぬく森では、障害を持った方たちが、地域の中で当たり前のように自分らしく生きていくことができるよう、これからも皆さんに寄り添ったグループホーム作りに熱意をもってより一層励んでいきたいと思います。

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