「自立」とはなにか、考えてみましょう。
障害者の自立は大きな課題であることは以前のブログに載せましたね。
18歳以上の方でも障害がある場合は親と同居している人が大半です。
特に知的障害者の場合、サポートなしに自分で生活を送っていくことが難しく、
およそ8割の方が親元を離れられないままになっています。
その中にはサービスを知らない方もたくさんいらっしゃることでしょう。
しかしもし、自立したい、させたい、と考えていらっしゃるのなら、
次のことを考えてみましょう。
将来ご自身はどうなっていたいですか?
お子さんがどうなっていてほしいですか?
どんな夢をお持ちでしょうか?
そこから見て今現在のご自身(お子さん)はどうですか?
10年後の夢のために5年後のご自身(お子さん)を考え、今何をしたら良いか考えてみましょう。
5年後、10年後とライフステージを組み立ててみてください。
できること、できないことたくさんあると思います。
しかし、できないことは経験を積めばできるようになります。
もちろん障害の程度によっては時間もかかるし限度もありますが、
合理的配慮(お一人お一人の障害特性に合わせた支援)があれば生活の幅が広がっていきます。
「自立」はご自身が変わることではなく、「自分らしく生きること」です。
障害特性は個性ですから、諦める必要はありません。
障害者クループホームでは、皆さんの個性を把握し、個性を生かしながらサポートしています。
そして、他の方と一緒に生活をする中で必要なスキルを身につけていけば良いのです。