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障害を知る障害者グループホーム 統合失調症とはどんな病気?

スタッフブログ

障害者グループホームには様々な障害を持った方が利用されいています。
私たちスタッフは日々支援する中で、障害を知った上でご本人を理解するよう心がけています。
今回は統合失調症について複数回に分けて述べたいと思います。

統合失調症とはどんな病気?

幻覚や妄想という症状が特徴的な病気です。つまり、家庭や社会で生活を営む機能が障害を受け、「感覚・施行・行動が病気のため歪んでいる」ことで、自分を振り返って考えることが難しくなりやすいという特徴を併せ持っています。
言い換えれば、生活の障害・病識の障害を併せ持っているということです。

発症時期は10代後半から30代が多く、20代がピークです。
慢性の経過をたどりやすく、その間に幻覚・妄想が強くなる急性期が出現します。
病状を放置すると症状が急激に現れる時期が出現します。これが病気になり始めの時期です。

新しい薬の開発や心理社会的ケア進歩で初発患者のほぼ半数が完全かつ長期的な回復を期待出るのです。つまり、治療を続けることで慢性的に症状が続くのではなく回復が期待できるのです。それには、服薬と医療情報提供を含めた心理・情動に関するコミュニケーションが必要です

原因は不明ですが、進学・就職・独立・結婚等の人生の進路における変化が発症のきっかけになるようです。
遺伝や価値環境の影響は大きいですが、原因ではありません。
環境を整理することで回復が期待できるのです。

統合失調症とは、
①幻覚や妄想という症状が特徴的な病気
②生活の障害・病識の障害を併せ持つ
③回復が期待できる病気

なのです。

次回:症状① 幻覚と妄想について

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