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障害を知る障害者グループホーム 統合失調症の症状 生活の障害・病識の障害

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症状② 生活の障害・病識の障害

生活の障害とはどんなものがあるでしょうか。

会話や行動の障害
話しのピントがずれる、話題が飛ぶ、相手の話のポイントや考えがつかめない、作業のミスが多い、行動の能率が悪い・・・
といったものが挙げられます。
病気による症状とがわかりにくく誤解されやすいものです。また、会話や行動が滅裂に見えてしまいます。
これは、「注意を働かせながら会話や行動を目標に向けてまとめ上げていく」という知的な働きの障害であり、社会性がない・常識がない・気配りに欠ける・怠けている、といったレッテルを貼られやすくなります。

病識の障害
自分自身が病気であること、症状が病気によるものと認識ができません。ただし、普段の調子と異なること、神経が過敏になっていることを自覚することができます。

感情の障害
自分に対しては、感情の動きが少ない、物事に適切な感情が湧きにくい、感情を適切に表せず表情が乏しく硬い、不安や緊張が強く慣れにくい、といった特徴があります。
他者に対しては、他者の感情理解が苦手で相手の気持ちに気付かない、誤解するという特徴があります。
このことより、対人関係において自分を理解してもらったり相手と気持ちの交流を持ったりすることが苦手であることがわかります。

意欲の障害
仕事や勉強をしようとすると意欲が出ずゴロゴロしてしまう、部屋が乱雑でも整理整頓する気になれない、入浴や洗面などの身辺の清潔にも構わない、という特徴があります。また、他者との交流を持とうとする意欲、会話をしようとする意欲が乏しくなり無口で閉じこもった生活となる場合もあります。

以上のことから、日常生活や社会生活において適切な会話や行動や作業ができにくいのです。

次回:接し方について

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